言葉にならない想いは、指先に残る。
ネイリストを志す大学生の藤本悠司と、同居する社会人の片桐沙織。言葉にできない想いを抱えながら暮らす二人は、積み重なる日常の中で少しずつ距離を変えていく。ネイルという行為を通して、他者に寄り添う感覚や踏み出せない想いを静かに描く短編映画。爪先に重ねられる色は、言葉にならない感情の居場所でもある。指先に差し込む光は、癒やしにも迷いにもなりながら、立ち止まりかけた二人の小さな回復の気配を映し出す。
本制作は、多くの方の支えや対話の中で完成しました。関わってくださったすべての方に感謝するとともに、この経験を糧に、これからも表現と誠実に向き合っていきたいと考えています。