響きの蓮命 村巫女オナカマの物語
高梨真優
Takanashi Mayu
鹿野研究室
ゲーム
「山形の失われた文化をモチーフとした制作」
かつて、山形には「オナカマ」と呼ばれる巫女が居ました。目に障害がある彼女達は、厳しい修行を乗り越えることで研ぎ澄まされた感覚を備えたと言われています。村の困りごとを解決する役割を担った彼女達は、一体どのような世界で生きたのか。現存する資料にインスピレーションを得て、オナカマになるための修行をモチーフとしたゲームを制作しました。光と闇で表現された精神世界の旅を体験していただけたら幸いです。
山形で生まれ育った私ですが、オナカマというワードを初めて知ったのは卒制のモチーフを探していた時でした。そこから民俗に関する本を読み、資料館にも足を運んで制作したゲームが「響きの蓮命 村巫女オナカマの物語」です。このような学びは大学ならではだと思いますし、これから取り組む皆さんは有意義な一年を過ごしてほしいです。最後に、ご指導いただいた鹿野先生をはじめ、ご協力して下さった皆様に心より感謝申し上げます。